飯南ヒルクライム2012実施報告書
1.開催趣旨
島根県飯石郡飯南町は、通行量の少ない道路に恵まれ、サイクリングに最適なコースを有し、サイクリングイベントの中でも
勾配のきつい坂道をロードタイプバイクで登る“ヒルクライム”に適した地区である。
本事業は、自転車競技大会をイベントとして行うだけでなく、行政、民間、地元住民が一体になり、参加者に飯南町をPRす
ることによって、サイクリストの継続したリピートに繋がり、結果的に将来的な地域振興の素材となり、街づくりの一端として
実施するものである。実際、6回目となる今回大会から、サイクルスポーツの競技普及のため、高校生ヒルクライム大会を同時
開催したことは、上記の件を実践していると考えられる。
2.開催概要
大会名 :飯南ヒルクライム2012
開催日時:2012年7月22日(日)7:30〜12:00
開催場所:島根県飯石郡飯南町佐見・宇山
コース :全長13km 標高差600m
参加費 :一般5.000円 中高生3.000円
参加資格:健康な人、サイクルスポーツと自然を愛する人
大会公式ホームページ:http://www.plusvalue.co.jp/iinanhillclimb/
3.開催内容
コースは全長13km、標高差600mではあるが、前半に激しいアップダウンがあるため、トータル標高差は700m以上のコー
ス。前半の起伏の激しい二車線路、中盤の森林浴を楽しめる谷沿いの道、そして後半の険しい道とパノラマ絶景が、参加者を
心から魅了します。初回から今回の6回目の大会まで、全て同じコースを使用して大会を開催しています。
コースを変えない理由として、この大会は競技ですが、参加者は順位よりタイムを重要視しており、自己記録の更新やクラス別
の大会記録を意識するためです。今回は213名がスタートして、夏の晴天の中、全員が規定時間内にゴールしました。
暑い時期のため、比較的涼しい8時台にスタートして、全員が10時までにゴール。ゴールでは、地元ライオンズクラブの好意
でメロンやスイカを振る舞っていただき、参加者達に好評でした。
下山してメイン会場に戻ると、軽食サービスを行い、11時頃から表彰式
開始し、11時50分には全日程を終了しました。大会の中で、地元の飯南
高校生が運営に多く関わり、司会や立哨員等の業務に活躍しました。
大会後は飯南町内の温泉で汗を流し、昼食を楽しんで帰られる方が多かった
ようです。
大会前夜には、参加者を町内bフ土曜夜市に招待し、神楽等を観覧して、
流を楽しんだことは、より地域に密着した大会になったと実感できるも
のでした。スタート後、ゴールまでは、多くの住民の皆様の声援が参加者
達を後押しして、ペダルを踏み込む脚にも力がはいったようです。大会の運営では、協力していただく人々や団体が増え、地域
一体となった飯南町の夏の恒例行事として、町民全体に広く認知されるようになりました。
4.大会リザルト
参加申し込み235名  前年対比127.0%  出走213名(完走211名) 参加者のリザルトは(こちら
5.都道府県別参加状況
□関東地方 東京都2名 埼玉県1名        合計 3名
□中部地方 三重県1名 合計 1名
□近畿地方 大阪府5名 京都府5名 兵庫県5名 滋賀県2名 合計 17名
□中国地方 島根県57名 広島県90名 鳥取県24名 岡山県12名 山口県9名 合計 192名
□四国地方 愛媛県8名 香川県6名 徳島県1名 高知県1名 合計 16名
□九州地方 福岡県2名 大分県2名 熊本県1名 鹿児島県1名 合計 6 名
県外比率 75.7 % 
6.事業の評価について
大会終了後、大会結果報告とお礼で関係各者を廻り、事後評価を行った。
参加者数は広島県と鳥取県が大きく増え、中国地方のヒルクライムとして定着してきた感がある。また、例年、高校生の参加は
5名程度でしたが、高校生大会を開催したことにより、高校生の参加が12名に増えました。今回の実績と経験で、来年は更に
高校生の参加を増やしたい。
大会には地元飯南高校の生徒の協力があり、参加者に好評です。高校生がここまで多く関わる自転車大会は全国的にも珍しく
進んで業務をこなす姿勢は素晴らしいです。一方、レース中やレース後のパンクが多発して、搬送に苦労しました。
また、試走をしていない初参加の方のコースアウトがあり、コース整備や案内に課題を残しました。

7.大会の様子
2011年大会の実施報告書はこちらからご覧ください
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