飯南ヒルクライム2011実施報告書
1.開催趣旨
島根県飯石郡飯南町は、通行量の少ない道路に恵まれ、サイクリングに最適なコースを有し、サイクリングイベントの中でも
勾配のきつい坂道をロードタイプバイクで登る“ヒルクライム”に適した地区である。
本事業は、自転車競技大会をイベントとして行うだけでなく、行政、民間、地元住民が一体になり、参加者に飯南町をPRす
ることによって、サイクリストの継続したリピートに繋がり、結果的に将来的な地域振興の素材となり、街づくりの一端として
実施するものである。
2.開催概要
大会名 :飯南ヒルクライム2011
開催日時:2011年7月17日(日)7:30〜12:00
開催場所:島根県飯石郡飯南町佐見・宇山
コース :全長13km 標高差600m
参加費 :一般5.000円 中高生3.000円
参加資格:健康な人、サイクルスポーツと自然を愛する人
大会公式ホームページ:http://www.plusvalue.co.jp/iinanhillclimb/
備 考 :平成23年度財団法人JKA公益振興補助事業(詳細はこちら
3.開催内容
コースは全長13km、標高差600mではあるが、前半に激しいアップダウンがあるため、トータル標高差は700m以上のコー
ス。前半の起伏の激しい二車線路、中盤の森林浴を楽しめる谷沿いの道、そして後半の険しい道とパノラマ絶景が、参加者を
心から魅了します。第1回から5回目の大会まで、全て同じコースを使用して大会を開催しています。
コースを変えない理由として、この大会は競技ですが、参加者は順位よりタイムを重要視しており、自己記録の更新やクラス別
の大会記録を意識するためです。今回は174名がスタートして、夏の晴天の中、全員が規定時間内にゴールしました。
暑い時期のため、比較的涼しい8時台にスタートして、全員が10時までにゴール。ゴールでは、地元ライオンズクラブの好意
でメロンやスイカを振る舞っていただき、参加者達に好評でした。
下山してメイン会場に戻ると、軽食サービスを行い、11時頃から表彰式
開始し、11時45分には全日程を終了しました。大会後は飯南町内の温泉
で汗を流し、昼食を楽しんで帰られる方が多かったようです。
大会前夜には町内宇山地区の協力で前夜祭を行い、参加者同士や地元住民
との交流を深め、より地域に密着した大会となっています。
スタート地点や中盤の激坂付近では、多くの住民の声援があり、参加者
達を後押しして、ペダルを踏み込む脚にも力がはいったようです。
大会の運営では、協力していただく人々やより団体が増え、地域一体とな
なった飯南町の夏の恒例行事として、広く認知されるようになりました。
4.大会リザルト
参加申し込み185名  前年対比92.0%  出走174名(全員完走)
 ※前年対比で減少した背景には、土日ETC特別割引の廃止の影響があると考えられる。
5.都道府県別参加状況
□関東地方 東京都1名        合計 1名
□中部地方 愛知県1名 富山県1名 合計 2名
□近畿地方 大阪府3名 京都府3名 兵庫県12名 合計 18名
□中国地方 島根県52名 広島県55名 鳥取県10名 岡山県6名 山口県7名 合計 130名
□四国地方 愛媛県11名 香川県11名 徳島県4名 合計 26名
□九州地方 福岡県5名 大分県1名 鹿児島県2名 合計 8 名
県外比率71.8% 
6.事業の評価について
大会終了後、大会結果報告とお礼で関係各者を廻り、事後評価を行った。
参加者数は、今回は高速道路料金の改定があり、前年度より減少したが、確実にリピーターは増加している。
この大会が無いと、飯南町に足を運ばない方がほとんどなので、大会を活用して飯南町の良さをもっとアピールして、大会の
無いときにも来ていただけるようにしたい。(りんご狩、スキー、農村体験、Iターン定住等)
大会には、地元飯南高校の生徒の協力があり、コース整備や運営に係わっていただいています。高校生がここまで多く係わる
自転車大会は全国的にも珍しく、進んで業務をこなす姿勢は素晴らしい。一方、地球温暖化の影響で高地の飯南町も年々暑く
なっています。涼しい時間帯の開催や、青果物やドリンクサービス等を行っていますが、夏の暑さ対策に指摘を受けました。

7.大会の様子
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