飯南ヒルクライム2013実施報告書
1.開催趣旨
近年の健康志向と車離れによるサイクルスポーツブームにより、スポーツバイクの販売が伸びています。特に、楽しく非日常を体感
するのに、サイクルスポーツイベントが人気を博しています。島根県の飯南町は、中国地方の中央に位置する好立地で、交通量の少
い道路に恵まれるサイクリングに最適なコースを有します。本大会をイベントとして行うのではなく、行政、民間、地元住民が一体
になって参加者に飯南町をPRすることによことで、サイクリストの継続したリピートに繋がり、ひいては将来的な地域振興の素材
となるものであり、街づくりの一端として実施するものである。実際、7回目となる今回大会は、参議院選挙の投票日と重なったに
もかかわらず、多くの地元住民の協力で、過去最多241名の参加者をもてなすことができました。
2.開催概要
大会名 :飯南ヒルクライム2013
開催日時:2013年7月21日(日)7:30〜12:00
開催場所:島根県飯石郡飯南町佐見 琴引フォレストパーク
コース :全長13km 標高差600m
参加費 :一般5.000円 中高生3.000円
参加資格:健康な人、サイクルスポーツと自然を愛する人
大会公式ホームページ:http://www.plusvalue.co.jp/iinanhillclimb/
3.開催内容
コースは全長13km、標高差600mではあるが、前半に激しいアップダウンがあるため、トータル標高差は700m以上あります。
前半の起伏の激しい二車線路、中盤の森林浴如し谷沿いの道、そして後半の険しい道とパノラマ絶景が参加者を魅了します。
初回から今回の7回目の大会まで、全て同じコースを使用して大会を開催しています。コースを変えない理由は、この大会は競技ですが
参加者は順位よりタイムを重要視して参加しており、自己記録の更新や、クラス別大会記録を意識するためです。
今回は夏の晴天の中、ほとんどが規定時間内にゴールしました。暑い時期のため、比較的涼しい8時台にスタートして、全員が10時ま
でにゴールしました。ゴールでは、地元ライオンズクラブの好意でメロンやスイカを振る舞っていただき、参加者達に好評でした。
下山してメイン会場に戻ると、地元洋菓子店の軽食サービスを行い、11時
から表彰式を開始、12時には全日程を終えました。
大会の中で、地元の飯南高校生が運営に多く関わり、司会や立哨員をはじめ
とした業務に活躍しました。大会後は飯南町内の温泉で汗を流し、昼食を
楽しんで帰られる方が多かったようでる方が多かったようです。
大会前夜には、町内での土曜夜市で神楽を観覧して、郷土芸能を楽しんだ
ことは、より地域に密着した大会になったことを認識しました。
スタート地点からゴールまでは、多くの住民の皆様の声援が参加者達を後
押しして、ペダルを踏み込む脚にも力がはいったようです。
大会の運営では、協力していただく人々や団体が増え、地域一体となった飯南町の夏の恒例行事として、広く認知されるようになりま
した。懸念された松江尾道線の開通後の影響もなく、来年も多くの参加者が飯南町を訪れてくれると思っています。
4.大会リザルト
参加申し込み241名  前年対比102.5%  出走214名(完走213名)(こちら
5.都道府県別参加状況
□関東地方 参加者なし        合計 0名
□中部地方 愛知県1名 合計 1名
□近畿地方 大阪府7名 京都府2名 兵庫県9名 滋賀県1名 奈良県2名 合計 21名
□中国地方 島根県60名 広島県89名 鳥取県21名 岡山県11名 山口県16名 合計 197名
□四国地方 愛媛県9名 香川県5名 徳島県1名 合計 15名
□九州地方 福岡県3名 大分県2名 熊本県1名 長崎県1名 合計 7 名
県外比率 75.1 % 
6.事業の評価について
大会終了後、大会結果報告とお礼で関係各者を廻り、事後評価を行った。
参加者数は昨年より6名増加の中、山口県が大きく増え、中国地方のヒルクライムとして定着してきた感がある。レディースクラスの参
加が7名あり、微増ではあるが女性参加者が増えてきたことが喜ばしいことである。今春から、中国縦断の無料高速道路区間が出来たた
め、この大会が無いと飯南町に足を運ばない方がほとんどという現状なので、大会を活用して飯南町の良さをもっとアピールし
、大会の無いときにも来ていただけるようにしたい。(りんご狩、スキー、農村体験、Iターン定住、飯南高校への進学等)
大会には地元飯南高校の生徒の協力があり、参加者に好評です。高校生がここまで多く関わる自転車大会は全国的にも珍しく、進んで
業務をこなす姿勢は素晴らしい。一方、表彰式が余興を含め、全体的に長くなったことで熱中症も心配され、課題を残しました。

7.大会の様子
2012年大会の実施報告書はこちらからご覧ください
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